代表挨拶

私を含めて、ここに集まった社員たちは、これまで障がい者の就労に携わってきました。
コストではなく施しでもない障がい者雇用を実現してきました。

 

障がいを持つ彼らにはとても助けられています。
必要な戦力です。
彼らも働くということに希望とやりがいを感じてくれています。

 

めでたしめでたし…いや、本当にそうなんだろうか？
ある日、そんな疑問が浮かんできました。

彼らは働くという側面だけで生きているのではなく、当たり前ですがそれぞれの生活がそれぞれにあるのです。
そしてその生活を支えているのは、多くの場合彼らの家族です。
今は、彼らの特性を十分に把握した家族が知恵と手間をかけて、彼らの生活を支えてくれています。

 

今はいいでしょう。
しかし、彼らの家族も年を取り、老いていき、いずれは彼らより先にいなくなってしまいます。
その後、彼らの生活はどうなるのでしょう？
働くということは、先に基盤となる生活があって初めて成り立ちます。

誰かが、彼らの生活を、彼らの家族のように特性を把握し、知恵と手間をかけてサポートする必要があるのではないでしょうか？

彼らは丸抱えでお世話をされる存在ではありません。
彼らを一人の人間としてとらえ、必要なことを丁寧に実行してサポートすること、
そして彼らと一緒に笑って一緒に泣くことが必要なのではないでしょうか？

また、いずれ彼らも年を取っていきます。
今のように満足に働けなくなる時がやってきます。
その時、それまで一生懸命働いてきた彼らの誇りは誰がどうやって守るのでしょう？
そういった疑問に答えを出すことが、私たちライフパスの使命だと考えます。

 

ライフパスという社名には二つの意味を込めました。
一つはlife path。
人生を一本の道としてとらえたとき、人には色々なステージがあります。
家族と一緒に暮らす時期、グループホームですごす時期、一人暮らしに挑戦する時期、結婚する時期だってあるでしょう。
その様々なステージを彼らが迎えるとき、彼らが本当に必要とするサポートを私たちは届けたいと考えています。

 

もう一つはlife pass。
彼らが年を取ったとき、頑張ってきた彼らの人生の経験を、誇りを、彼らの後輩にバトンパスして引き継いでほしい。
そのための仕組みを私たちは作り上げたいと考えています。

株式会社ライフパス
代表取締役　米山真和

会社概要

MAP

特定処遇改善 見える化

株式会社ライフパスの福祉・介護職員の特定処遇改善加算における加算の取得状況及び職場環境の取り組みについて公開しています。

資質の向上

• 働きながら介護福祉士等の資格取得を目指すものに対する実務者研修受講支援や、より専門性の高い支援技術を取得しようとする者に対する喀痰吸引研修、強度行動障害支援者養成研修、サービス提供責任者研修、中堅職員に対するマネジメント研修の受講支援（研修受講時の他の福祉・介護職員の負担を軽減するための代替職員確保を含む）
• 研修の受講やキャリア段位制度と人事考課との連動

労働環境、処遇の改善

• ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の福祉・介護職員の気づきを踏まえた勤務環境や支援内容の改善
• 事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成による責任の所在の明確

その他

• 非正規職員から正規職員への転換
• 職員の増員による業務負担の軽減